【レザークラフト】初心者こそ高い革を買おう
こんにちは。
久しぶりの更新となってしまいました。
今回はレザークラフトをメインでお話していこうと思います。
題名にも書いてある通り今回は初心者向けの生地となります。
結論から言うと、『初心者だからこそ高い革を買おう』
では、なぜそのようなことになるのか説明していこうと思います。
- 安い革は柔らかいので初心者向きでは無い
- 高い革を使うから緊張感がある
- ハギレ等で買えばある程度安くて済む。
以上の理由になります。では順を追って説明していきましょう。
1.安い革は柔らかいので初心者向きでは無い
上記の様に書きましたが一概に安い革が柔らかいと言うのも違うんですが。安い革=クロム鞣しの革が多い。また、牛でなく羊や豚と言った革が多いです。これらが『悪い』訳ではありません。もちろん好んで使う方は多くいらっしゃいますので。では柔らかい革のメリット、デメリットをあげていきます。
《メリット》
- 安価で仕入れる事ができる。(革によりけり)
- 取り回しが楽
- 保管しやすい
《デメリット》
- けがきがしにくい
- 捻を引いても分かり辛い
- 穴が見にくい
以上が、個人的に思うメリット、デメリットです。
デメリットピックアップしてみると、
- けがきがしにくい ←縫うためのガイドラインが分からない
- 捻を引いても分かり辛い ←そもそも、捻の線が入りにくい
- 穴が見にくい ←頑張って穴を開けても穴がどこにあるのか見にくい
となります。故によく見るのは、「初心者だから革は安くしよう」としてクロム革を買ってしまい、上記の様になってしまい上手く行かないとして辞めてしまう方です。
柔らかい革はある程度出来るようになってから使うと非常に便利で素晴らしい革でありますが、初心者や初めて一発目は少し難しい素材にだと思います。
※クロムでも作業し易い革も沢山ありますが、初めから革の種類を意識している人は稀だと思いますので、このような表記にしてます。
2.高い革を使うから緊張感がある
レザークラフトで上手な人だと思うのは、個人的な意見ですが『丁寧』な人だと思います。いまでこそ、私も作業する際にはある程度慎重に作業をしています。カッター等も切れ味が悪くなる前に小まめに刃を折ったり、目を揃えるために手元はしっかりと明るくして作業した等しています。
なにが言いたいかと言うと、『丁寧』かつ『慎重』に作業する事こそが上達のコツ。ただ、それを自分で意識して行うには少し難しいと思います。それが安価な革で作業をしているとなると余計ですよね?そこで【あえて】高い革を購入して作業に緊張感を出させるというものです。
安い革ならたとえ失敗しても「まぁ、いいか」となりますが高い革だと、簡単に割り切れませんよね?モチベーションを外的要因で高めようと言う意味で高い革を使うのもいい手かもしれません。
あと、高い革というのは革事態のポテンシャルが非常に高いので完成した時の感動をありますし、なにより綺麗に見えます。あと基本的にコバはめっちゃ磨きやすい。
個人的にオススメなのを下に貼っておきます
価格:2,530円 |
価格:17,886円 |
3.ハギレ等で買えばある程度安くて済む。
革を買うときに定型カットだけではなく、不定形のいわゆる『はぎれ』があります。それを使ってみるのも悪くありません。練習用としてストラップ等作ってみるといいでしょう。
価格:1,320円 |
私はこれなんかをよく使って継ぎ接ぎして一つの作品として作ってたりします。
最初から5000円も使ってしまうと、失敗したりした時の罪悪感といいますか、絶望感といいますか。それがずしっときますよね。なのでハギレを使うのです。本当に安いものは500円でもあります。それか知り合いのクラフターさんから譲ってもらう等も一つの手かもしれません。1年もレザークラフトをやっている人であれば絶対と言ってもいいレベルでハギレがあるはずです。
以上です。少しざっくりとした紹介でしたが、ある程度はわかっていただけたでしょうか?では、また。