レザークラフト初心者が陥りやすいタンニン鞣し革とクロム鞣し革の違いについて

みなさん

こんにちは。

今回はレザークラフトっぽく

タンニン鞣し革とクロム鞣し革の違いについて解説していこうと思います。これらを初心者のうちに知っていれば革選びに悩むことは減ると思います。

 

タンニン鞣しとは

そもそもタンニン鞣しとはなんぞや?

それは、植物のタンニンを使って皮を革にすることを指します。

前提として革は生の皮から鞣しと言う行程を経て革へとなります。

今回説明するのはその鞣しの行程の違いについてです。ここの行程が違うと仕上がる革が全くの別物となります。

 

植物由来の天然成分であるタンニンを使って鞣しを行うことで

タンニン鞣しの革となるのです。

 

タンニン鞣し革の特徴として挙げられるのは

  • エイジングがはっきりとしている
  • 革の風合いがしっかりと出る
  • 水や汗で変色してしまう
  • 高級な製品に使われていることが多い
  • クラフト向き

あげればキリはありませんが簡単に説明するとこんな感じです。

エイジングとは、革を長年使うことで画像のように

なることをエイジングや革を育てる等と言ったりします。

 

次に革の風合いがしっかりと出るとは

使用する革にもよりますが、タンニン鞣しの革は表面の処理や加工で

様々な革に分類されますが革と言えばと言ったような色や匂い、手触りをしています。

これはエイジングにも共通して言えることではありますかね。

 

水や水分に弱い

これは多くの方が実際に味わった事があると思います。

突然の雨や自信の汗にて革が変色してしまい、その後もその濡れた部分がそのまま変色してしまった。

このような経験がある方は少なくないと思います。

これはタンニン鞣し革の特徴であると同時にデメリットでもありますかね?

レザークラフトをする際はわざと濡らしたりしますが、その後しっかりと水分をふき取ってあげれば一部だけ変色するという事は少ないです。

 

高級な製品に使われている事が多い

これに関しては、「革製品=高い」のイメージの通りだと思います。

何故かと言うと、このタンニン鞣しを行うタンナーが少なく、大変だとされています。

また、有名ブランド等では本革を使用していると値段が跳ね上がりますが

ブランド料もありますが、革の値段がそもそも高いからと言うのみ起因していますね。

 

しかし!!!!!!

そんな高い革製品も自分で作れば安い!!!!!

(年数かければ)

 

クラフト向き

なぜ、タンニン鞣しの革が高いのにレザークラフターがこのタンニン鞣しの革を使うのかと言うと、ずばり使いやすいから!

詳しく言うと適度な固さがあって、張りがあって、コバの処理がしやすいからです。

クロムの時にも説明しますが、これらの要因がレザークラフトをするにあたって

まぁまぁ重要になります。(個人的に)

そんな私がいつも使っているのは

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こちらです。色も種類も豊富です。革をネットで買おうとするなら

個人的には楽天がオススメです。

もしくは、欲しい革を取り扱っている専門店さんですね。

では次にいこうと思います。

 

クロム鞣し革とは

それでは、次にクロム鞣しの革について説明したいと思います。

こちらは名前の通りで鞣しを行う際にクロムが入った化学薬品を使用するので

クロム鞣し革と言われます。

では、クロム鞣しの革の特徴をお話したいと思います

  • 安価
  • 色の種類が豊富
  • 水や水分に強い
  • 匂いが独特
  • クラフトでつかうには少し難しい

 

まず初めにクロム鞣しの革は安価です。

そこの卸しに行っても基本的にはクロム革はタンニン鞣しの革よりも

3割安いくらいで売られています。

何故安いのかと言うと、クロムと言う化学薬品を使用しているためです。

タンニンは100天然成分ですが、こちらは化学薬品なので安くできると言う

からくりです。消費者としては大変ありがたい話ですね。

 

色の種類が豊富

これは正直なぜかわかりません。

しかし、クロムの革はパステル系の革からくすみ系の革、ビビット系の革など

色の種類が非常に豊富です。

あー、こんな色あればなーみたいなやつは大概クロムで有ることが

多いです(体験談)

 

水や水分に強い

これはクロム革の特徴ですね。

タンニン革のように変色することもなく、水を弾きます。

しかし、エイジングはあまりしません。これもクロムの特徴でしょうか。

しかし、革を使っているので丈夫なのはめちゃくちゃ丈夫ではあります。

 

匂いが独特

これは化学薬品を使っているからなのか、タンニン鞣しの革に比べて

少し独特な匂いがします。

ですが、私は革の匂いで認識しているのでいい匂いです(麻痺)

 

クラフトに向かない

柔らかく、コバの処理がしにくい革が多い

これにつきます。

初心者のうちはこれをまっすぐ切ったり、綺麗に合わせて穴を開けることは

非常に難しいと思います。まずはタンニン鞣しの革を買って慣れたら

クロムでバッグなんか作るといいかもしれませんね。

 

クロムは水分に強く、色や種類が豊富。また柔らかいと言う性質から

リュックやカバン、ソファーなどにも使われます。

この素材を自在に扱えることが出来たら、出来る幅はめちゃくちゃ

広がるでしょうね…

俺はいつになるのかしら。。。

前にヤフオクでソファーに使うようのA4クロム革セット買って

未だに扱える自信がありません。

 

なんか最後は愚痴っぽくなってしまった。

今回は以上です。では!